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伊勢丹のカリスマバイヤー、経営不振の福助を1年で再生
といえば、藤巻幸夫さん。 

超カッコイイ実績です。

とにかく「センスがイイ」とか「優れたものや本質を見抜く力がハンパない」といったイメージですね。

藤巻さんの著書「ビジネスパーソンの街歩き学入門」のタイトル通り、藤巻さんのセンスを磨いたのは伊勢丹バイヤー時代の街歩きだったと断言しています。

街を歩き、良いものにたくさん出会い、それを五感で感じることで、センスは磨かれるのだと。

今回は、書籍「ビジネスパーソンの街歩き入門」より、センスを磨くための街歩きのポイントを紹介します。


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1. いい店には、いい客が集まる

これは納得ですね。

できる人の周りには、できる人が集まるのと同じ理屈です。

感度の高い店には、感度の高い客が集まる。

質の高い客が、質の高い客を呼び・・・、という良いサイクルを生むんですね。

逆もまた然りです。
そういう店(人)には近寄らないようにしましょう。 



2. チェーン店だからといってバカにしない
 
コーヒー1杯の値段を考えてみます。いくらが妥当な値段ですか?
 
ぼくは毎日カフェでコーヒーを飲んでから会社に通っています。
一杯250円なので、一月で5000円。
はっきり言って、味はインスタントコーヒーとさほど違いを感じないですね。(最近のインスタントはかなり美味しいので)

じゃあ、250円のコーヒーは高いかというと、そんなことはないです。

ぼくはコーヒーにお金を払っているという感覚はなく、集中して本を呼んだりできる時間を買っているという認識です。250円で集中できる1時間が手に入るのは、安いものです。
 
たとえどこにでもあるチェーン店でも、価格以上の居心地の良い時間が過ごせるならば、名店だと思います。

その商品に対する世間的な評価を否定してみる。
そして、自分の尺度で、価値を測る習慣をつけることが、センスを磨くには大切です。



3. 背伸びをしてでも、若いうちから旨いものを食べる

自分自身の経験から、ほんとに旨いものに出会ったとき、それだけで人を成長させると断言できます。

ぼくが経験した、食った瞬間に衝撃が走るほど旨かったものを挙げると、寿司、マグロ、うなぎ、豚肉、チーズ、湯豆腐、サンドイッチ、かき氷、などがあります。

食べた場所は、ミシュランレストランから妻の実家までさまざまですが、その旨いものを経験したことで、間違いなくイイ食材への感度が高まることは間違いないです。

例外はたくさんありますが、概して旨いものは高い。

それでも、若いうちから自腹を切って旨いものを食べることは、その後の人生を豊かにする審美眼を鍛えることになると思います。



4. 重要なのは「ふらっと行く」こと

初めてのお店に行く前に、どうしても食べログで口コミを確認してしまいがちです。
 
ただ、評価がよかったから行ってみて、その評価通りすごく良かったってケースありますか?

大抵は、ハズレとは言わないものの、 「まぁ、おいしいかったね」程度のものですね。

藤巻さん曰く、街歩きでセンスを磨く上で重要なのが、「ふらっと立ち寄る」こと。

なんか良さそうな店があるかも、という裏通りなんかを嗅ぎとる。そして、イイ感じの外観の店を見つけてふらっと立ち寄る。その繰り返しで、直感的なセンスが磨かれていくようです。




まとめ

藤巻さんによると、センスを磨いたり、審美眼を養ったりするうえで大切なのは、好奇心を持ってトライ・アンド・エラーを繰り返すことです。

会社への通勤の道中に、「あの店おしゃれだなー、一度行ってみたいな」というお店の1件や2件ありますよね。まずはそのお店に行く日を決めることから、センスを磨く一歩が始まります!


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藤巻さんプロデュースのEコマース「藤巻百貨店」には、世界中から厳選したモノだけが販売されています。

その品揃えと、各商品の背景にあるブランドストーリーを眺めるだけでも、勉強になります!

ちなみに僕は、このサイトでMade in JapanのTokyo nobleの傘を買いました。

Tokyo noble 紳士傘